さぬき市寒川町の記念物・名勝地を紹介します

Last Update 2017/4/14

三重の滝 さぬき市指定名勝

三重の滝 さぬき市指定名勝

三重の滝は、地蔵川の上流(小倉)にあり、流下水量は少ないものの、落差が約52mと香川県内では有数の高さを誇り、その名の示す通り、3段の急崖を形成している。

かつてこの滝を訪れた西行法師
  「身につもる 言葉の罪も あらはれて 心すみぬる 三重の滝」
と詠んだといわれている。

その歌のように、三重に落下して、激しく岩に当たる滝水が霧と散って七彩の虹を現して滝壷に落ち、清水となって流れ出るこの滝を、昔の地域の人々は霊験あらたかなものとして崇め慕っていた。
今もさぬき市指定文化財、香川県指定自然記念物として大切に保護されている。

また、この滝壷の右手には、花崗岩の巨石(高さ約10m)が重なり、その下段中央に磨崖仏がある。
この像の作者は不明だが、天保六年の刻字がある。不動明王は大日如来の教化しにくい 衆生を救うために忿怒の姿をして、一面二臂で、右手に降魔の剣を持ち左手に羂索を持ち 、二童子を従えている仏である。

雄装熊公園 新さぬき百景

雄装熊公園 新さぬき百景

小十九間とも書く。石田神社境内及び運動場をめぐる一帯は、東に雨滝山を望み、御田神辺池の碧水と小松茂る小丘が連なり、広場の西に布勢池があり、堤防からの景観は雄大である。

南に阿讃山脈、北に五剣山の眺望はすこぶる風致に富んでいる。また、神社の裏側から西側に広がる広大な地域に繁茂する常緑樹が密生し、小原生林のようであり、野鳥の天国として自然が満喫できる。
主要な樹木は、ツクバネガシ、ウバメガシ、ケイサカキ、サカキなどである。

神社南方の馬場は古くから戦前まで、秋の大祭の翌日、盛大に競馬が行われていた。

しかし、馬場の西側に運動場が造成されるにおよび競馬に変わって2区内小学校の連合運動会や氏子運動会が開かれるようになった。その後、この運動場は馬場も含め、昭和56年度農村地域農業改善事業で、外苑運動場として拡張整備され、今日に至り各種スポーツ振興の拠点として活用されている。
この一帯は昭和43年十月「新さぬき百景」の一つに指定されている。