川上古墳



古墳名:川上古墳(竪穴式)所在地:さぬき市昭和2562-5
年  代:五世紀後半型  状:円墳

川上古墳周辺の地図

塚原山塊の北辺部に延びた尾根の一つにこの古墳がある。昭和52年8月に発掘調査が行われ、それによると石室は川原石で構築されいた。
周辺にある大部分の古墳が盗掘されていたのに対しこの古墳は江戸時代末期頃よりの墓地が墳頂部にあった為そのまま残っており須恵器・鉄器類など大量の出土品があり、 なかでも短甲・頚甲・冑など大変珍しいものが残っていた。
丸井古墳・川上古墳の出土品は長尾支所ロビ−に展示している。調査報告書も出ている。


石 室いしむろ 横矧板鋲留短甲よこはぎいたびょうどめたんこう衝角付冑しょうかくつきかぶと



川上古墳出土品

この古墳は盗掘されなかったので、副葬品など貴重なものが多数出土した。

須恵器すえき 脚付有蓋壷きゃくつきゆうがいつぼ
筒型器台
大型器台
杯つき
広口壷
大型はんぞう
小型はんぞう
鉄槍
鉄鉾
長頸鉄鏃刀子ちょうけいてつぞくとうす
鉄斧
鉄刀
鉄剣
馬具
器 台脚付有蓋壷 筒型土器