造田神社



神社名: 造田神社主祭神: 天照大神
所在地: 香川県さぬき市造田是弘1998


いにしえより少童命わたつみのみことを祀り、造田明神と称していた。 仁和2年に岩清水八幡宮より八幡の神を勧請して造田八幡宮となり、造田郷の総鎮守となった。爾来、造田八幡といわれていたが、明治3年に造田ぞうた神社と改称した。 境内には諸神殿があり、天照大御神、大国主大神、天満自在天神などが祀ってある。
   (延喜式内布勢之宮造田八幡宮)

本殿 -2009.5.3撮影-造田神社の門 -2009.5.3撮影-


釜鳴神事

3つの釜 -2009.5.3撮影-造田小6年生女子児童 -2009.5.3撮影-

渦の巻く 谷の小川の丸木橋 渡る夕べの 心地するかな

-平成21年 釜鳴神事御託宣-

毎年5月3日に、造田神社で伝統の釜鳴り神事が行われる。昔、下所げしょにあった神社を現在地に移転するとき、釜鳴りにより祭神の意向を伺ったのがはじまりとされている。 銅板葺き切り妻造りの鳴動釜神事斎場に設けられた御釜所で行われる。御釜所には、3っの釜があり、昔は中央の大釜は大神の御饌を炊く釜で、残る左右の2っが釜鳴り用であった。 現在は3っとも釜鳴りにしている。釜鳴神事の前に舞衣姿の造田小学校6年生の女子児童4人が雅楽に合わせて舞を奉納する。神意を伺うときは、 まず釜の湯を沸かて祝詞を奏上し、釜の上にこしきを載せ、その中に洗米を入れて、冷水を振りまき(水蒸気の冷却効果をたかめる)、鳴動を祈願する。しばらくすると、釜から「ボー」という低サイクル音が響いてくる。 これは水蒸気が凝縮されて圧力変化が起こり、熱音響自励振動音がでる。これを宮司が聞いてその年の作物の出来具合を推察する。2009年度は"吉"とでた。(2009.5.8 update)

舞の奉納 -2009.5.3撮影-祝詞の奏上 -2009.5.3撮影-抹茶の席 -2009.5.3撮影-