古墳名:亀鶴古墳群所在地:さぬき市長尾名
年  代:七世紀型  状:箱式棺

亀鶴古墳群周辺の地図

宇佐神社と東側の池の中にある亀島に分布する約30基程の古墳から成り立っている。亀島に13基、神社の森に約17基と推定されている。
いずれも終末期と考えられているが、神社裏、櫻の宮社、亀島の六号墳などは大きな円墳で櫻の宮社は前方後円墳ではないかと推測されている。 1985年長雨により、神社前の山崩れを起こしたことがあった。表面には何の古墳らしい遺構もなかったのであるが2基の石室が開口したので、埋めもどしたことがあった。 それから考えると表面上では発見出来ないものがあるのでないかと考えられる。
ここの古墳は未発掘であるが明治年間、宇佐神社のみこしの神事場の設営が亀島の頂上で建設された。 そこには一番大きな古墳があったらしく今でも封土の一部が残っている。内部出土時作業手伝いした古老(故人)の話によると関係者のみ数人で遺物を取り上げいくつかの箱に納められたと伝えている。 大川郡誌に簡単な記述があるが金、銀環、刀剣、鏃の出土があったようである。この記述は発掘後20年近くたってのもので真相や出土品の所在など不明である。


宇佐神社古墳亀鶴古墳群桜の宮古墳