昼寝城跡


阿讃山脈にある矢筈山から北西に派生した尾根の昼寝山頂に昼寝ひるね城跡がある。 登山口から勾配のきつい山道を登ること15分で頂上に着く。頂上は狭い平坦地で、東と西に分かれている。
この地からの眺めは北に前山、長尾平野を一望に見渡すことができ、池ノ内城跡も間じかに感じられる。 頂上付近は周囲が峻険で、よじ登ることが難しく、自然の要塞を形成している。この城を築いた寒川氏は通常時には周辺の監視目的で、緊急時にはここに立て篭もって防戦したと考えられる。
城跡からは、明朝中期の青磁、白磁、青花磁器などの破片が出土しており、中国と交易していたと思われる。

東台地の頂上 -2007.11.24- 東台地の頂上 -2007.11.24- 西台地の頂上 -2007.11.24-

昼寝城跡地形図
・種 別:史跡
・場 所:さぬき市前山2716