蛭子神社境内のムクの木


市街地には珍しく、複数の巨木が繁るオアシス

椋の巨木 椋のトンネル 蛭子神社


県道(長尾街道)の清水バス停近くに、県道上に覆い被さるように巨大な「椋の木」の森がある。森の中には、蛭子えびす神社があり、あたかも椋の木の守護神の感がする。
県道建設による分断と清水川の護岸工事のため、森の大半は伐採されて狭くなったが、椋の巨木は、幸いにも蛭子神社の境内にあるために保存された。この巨木は昭和29年に香川県の天然記念物に指定された。
木の周囲は 6m 、枝葉は 20m の円形に広がり、分断された県道南側から伸びた椋の木の枝葉と絡まってあたかも枝葉のトンネルのような様相をしている。
この地は南北にのびる湧水の筋にあたり、南に“播磨井の泉”北に“柳の泉”という良水が湧き出るため、植物の生育に適していたので、 指定木以外にも椋の木の大木が6本ある。他に椿、木蔦、藪肉桂、白だも、鼠もち、竹などが繁茂している。

・種 別:天然記念物 ・場 所:さぬき市長尾東1108
 根元の周囲  6m  目通り     3.5m
 枝葉 東西  18m  枝葉 南北  17m